"ガミースマイル"の3つの治療方法
ガミースマイル症例のうち、当クリニックでは“深噛み(過蓋咬合)症例”のみ治療しています
“ガミースマイル”とは、大きく笑った時に上の歯肉が大きく露出する状態。ガミースマイルは、歯ならびを基準にした診断名ではなく、笑った時の上の歯肉の露出量を基準にした診断名。歯ならびを基準にすると過蓋咬合症例の一部? 歯列矯正では解決できないガミースマイルも多い
X. 口唇に問題なく過蓋咬合でない症例(約2年?)
- → 骨が上下的に大きいので外科矯正
Y. 骨に問題なく過蓋咬合でない症例(約1日?)
- → 口唇が収縮しすぎるので美容外科? ボトックスは不自然な笑い方になることもあるので、他の方法?
Z. 骨と口唇に問題なく、過蓋咬合の症例(約2年?)
- → 歯が萌出しすぎなので、アンカースクリューで上の前歯を圧下する歯列矯正 and スマイルトレーニング
→ → 矯正治療後に歯周病医による歯肉整形や補綴医による歯冠整形が必要になることもある
*実際には、骨、口唇、歯の問題が複雑に絡み合っている症例が多いので、完璧を目指すなら、口腔外科医、矯正歯科医、歯周病医、補綴医、美容外科医の連携が必要です
*笑ったときに4o程度ガミーになるのは正常範囲だと言われている。子どもの頃は笑うとガミーになり、老人ではガミーどころか笑っても歯も見えなくなる。ですから、“笑ったときに少しガミーになったほうが若く見える”という意見もある
*スマイルトレーニング: レントゲン写真から骨や歯の大きさや位置はわかっても、口唇の動きはわからないので、レントゲン写真ではガミースマイルの診断はできません。すなわち、ガミースマイルは、口唇の動きが関係しており、歯列矯正や外科矯正だけでは完全には解決されませんので、術後にスマイルトレーニングが必要です。美容外科でガミースマイルはなくなりますが、笑い方が不自然になることも多いので、やはり術後にスマイルトレーニングが必要です。
*当クリニックは歯列矯正専門で、外科矯正には対応しておりません
*併発症例が多く(たとえば、ガミースマイルとガチャ歯の併発)、治療ゴールと治療方法のパターンは多いので(たとえば、“健康な歯を抜歯してもいいから前歯を後退させたい”、“健康な歯を抜歯したくないから前歯が少し出っ歯でもいい”)、複数の矯正専門医に相談してみてください
A.顎骨が上下的に長い
a. オープンバイトなら → 外科矯正
b. バイトは普通 or ディープバイトなら
→ 歯列矯正で切歯と臼歯の圧下
B.顎骨が上下的に長くない
a.安静位で上顎切歯が大きく見えている
1.上顎前歯が挺出しているなら
→ 歯列矯正で上顎前歯の圧下
2.上口唇が上下的に短いなら
→ 上口唇の上下的な延長手術
b.安静位で上顎切歯の見え方が普通
1.歯冠が上下的に短いなら
→ 差し歯などで歯冠を上下的に長くする
2.上口唇筋が大きく収縮し上口唇が上に上がるなら
→ Botox & Fillers